クレインバーイ(Kleinbaai「Small Bay」の意)にあるグレイト・ホワイト・ハウス(The Great White House)にて、マリーン・ダイナミックスのスタッフが皆様をお迎えいたします。グレイト・ホワイト・ハウスには、レストランとギフト・ショップも併設されています。クレインバーイは、ハンズバーイ(Gansbaai「Goose Bay」の意)の郊外にある住宅地で、進水台(ボートを海から引き上げる傾斜面)のみの港があります。ケープタウンから南東約180kmに位置しており、車で約2時間の距離です。[地図を見る

 ダイアー島までは、クレインバーイから船で25分ほどです。




 出港前にレストランで朝食をお召し上がり頂きます。すべてのツアーの催行に際しましては、ルートや注意事項を説明させていただいた後、乗船される皆様にライフ・ジャケットを装着していただきます。


 通常、午前9時30分頃に出港し(出港時間は天候その他の事由によって変更されることがあります)、その20〜25分後にポイントへ到着します。アンカーをおろした後、水中に檻を降ろし、臭いによってサメをおびき寄せます。船上からの観察の他、ダイビングの最終準備が完了しましたら、ケージ・ダイビングをお楽しみ頂きます。

 ケージ・ダイビングをお楽しみ頂いた後、ダイアー島へ向かいます。ここでは非常に間近でアフリカン・ペンギン(African penguins)やケープウ「鵜」Cape cormorants)の他、多くの海鳥などをご覧頂くことができます。オオフルマカモメ(Giant petrel)、ケープ・カツオドリ(Cape gannet)、ウミツバメ(Whitechinned petrel)、ヒメウミツバメ類(Storm petrels)などが頻繁に確認されています。

 ダイアー島に隣接するギーザー磯(Geyser Rock,)には、60,000頭ものケープ・オットセイが生息しており、ダイアー島とギーザー磯の間を流れる海流は「サメ小路(Shark Alley)」と名付けられています。我々の船も、この「サメ小路」を訪れて、オットセイを観察します。この繁殖地は、常に活気に溢れており、特に子供の産まれる11月周辺はその活動が最高潮に達します。

 夕方4時頃、クレインバーイに向かって引き返します(その日の状況によって多少異なります)。

ツアーに含まれるサービス
・軽食と飲み物
・ご依頼のあったダイビング用品(ウェット・スーツ、重り、マスクなど)
・防水/防風ジャケット
・タオル
お持ち頂くとよい物
・暖かい衣類
・日焼け止め、帽子
・酔い止めの薬(乗り物酔いにかかりやすい方)





 ホオジロザメの観察に適した時期はありますが、あくまでも自然の生き物を相手にしておりますので、日々状況は異なりますし、閑散期(Low season)においてさえ素晴らしい光景に出逢う可能性もあります。ツアーの運営は、天候によって左右されますので、1日以上の予備日をご用意されることをおすすめします。また、写真やTV番組の撮影には数日間のボート・ツアーの予約をおすすめします。
 ベスト・シーズンは5月から9月にかけてで、90%以上の確率でサメを見ることができます。しかしながら、この時期は南半球の秋〜冬にあたり、暴風雨を伴う非常に荒れた天候によって出港できないこともあります。
 一方、12月から3月にかけては「シャーク・ウォッチング」の閑散期と考えられています。サメを見られる確率は日によって非常に変動し、非常に良い日と、平均以下の日が混在します。




 海水の温度は摂氏12度から20度程度です。水中視界は通常6〜8mですが、天候が良く波のおだやかな日には12〜15m、天候の悪い日には2〜3m程度まで変化します。




 「ケージ・ダイビング」用の檻は、亜鉛メッキを施した直径25mmの軟鋼で造られた外枠に直径10mmの同素材を網の目に組んだものです。檻には尖った部分はありませんので、サメが檻に触れて傷つくことはありません。檻はボートの船腹に固定され、ブイによって檻の上部は海面上に浮かんだ状態となります。
 ホオジロザメは、何かを調べるように檻に噛み付くことはありますが、檻に突撃してきたり、ダイバーに噛み付いたりすることはありません。





 自然環境に害を与えず、この素晴らしいホオジロザメ観察を楽しむために、我々は、ゼロ・インパクト・ダイビング(自然に影響を及ぼさないダイビング)に向けて努力しています。サメをボートにおびき寄せるには、サメが察知できる「臭いの道」をつくることが必要不可欠です。このために我々が用いているものは、魚を詰めた「寄せ餌」袋で、これによって非常に軽微な「臭いの道」をつくっています。また、サメをボートに近づけるために魚を用いますが、これも釣り糸に結びつけられており、サメが食いつく寸前に水面から引き上げますので、サメを「餌付け」する事もありません。





 私たちは、とりわけ水中撮影(写真、テレビ、映画)のニーズに対し、きめの細かいサービスを提供いたしております。乗組員はこうした状況を熟知しており、常に最高のショットが撮影できるように、そのお手伝いをさせていただいております。
 当方でもダイビング用品をお貸しできますが、通常、撮影の方々は皆様個人のドライ・スーツをご持参されています。

 これまでに弊社をご利用いただいた方々(順不同):日本テレビ、ナショナル・ジオグラフィック、ディスカバリー・チャンネル、BBC、Granada Films、Amos Nachoum、Tom Campbell、Jean-Michel Cousteau、Steve Irwin、Charles Maxwell、Doug Perrine、Erich Ritter、David Doubilet、Peter Benchley、Klaus Jost、Rob Torelli、Jeff Rottman、Thomas Behrend、Nigel Marvin、Rodney Fox、Kurt Amsler、Jeff Kurr (Shark Productions)、Stuart & Michelle Westmorland (Time Magazine)、Peter Cook、ZDF Films、Peter Schoons、Steve Lichtag、Jim Watt & Oktupus。


Copyright(C) 2005, MARINE DYNAMICS JAPAN. ALL RIGHTS RESERVED.